伝統工芸職人

Traditional Craft men & women in Taito city

江戸風鈴

篠原 正義

篠原正義さんは江戸風鈴の職人です。
現在は息子さんたちと共に、篠原まるよし風鈴を営んでいます。

江戸風鈴は、江戸時代から作られているガラス製の風鈴のことです。実は江戸で生まれたものではなく、長崎から来たビードロ職人が伝えたといわれています。
江戸に風鈴が定着した理由は、毎年浅草寺で行われるほおずき市で、風鈴が一緒に売られていたからです。元々、薬草で売られていたほおずきが最近では故人が帰ってくる提灯の役割のようになり、風鈴は邪気払いの意味で吊り下げられるようになりました。
現在、江戸風鈴を名乗れるのは篠原風鈴と篠原まるよし風鈴でつくられた風鈴のみだそうです。

「機械でつくった風鈴も多く出回っていますが、手の仕上げと音が違いますし、温かみも違います。お客様は安くてそこそこのものではなく、こだわったものを買いたいと思う方が増えています。」と篠原さんは言います。

現在は修業中の息子さんたちと一緒に、年間2万個の風鈴を作っています。売れる時期は夏に集中しますが、製作は1年中行っています。店舗では風鈴の体験レッスンも1年中行っていて、年に6,000人くらいのお客様が来るそうです。

「実は職人になることは考えておらず、一度は就職しました。しかし、家業がとても忙しく、私が仕事を終えて家に帰っても、家族はまだ仕事をしているような状況でした。自分が家業を手伝えば家族が楽になるかもしれないという思いから、江戸風鈴の職人になることを決意しました。」と、職人になったきっかけについて篠原さんは振り返ります。

「職人としてやりがいを感じるのは、やっぱりお客さんが喜んでくれたとき。そして、夏場にどこからか自分たちが作った風鈴の音が聞こえるとうれしい気持ちになります。うちで作った風鈴は音ですぐにわかります。」

「モノづくりには気持ちが大事。技術の上手い下手もありますが、気持ちの入っていないモノはすぐにわかってしまう。ですから、風鈴をつくるときは、手にした人が邪気を払って幸せになってほしい、という想いをこめて制作をしています。」と篠原さんは言います。

篠原まるよし風鈴
住所:台東区台東4-25-10
TEL:03-3832-0227
営業時間:10:30~18:00(火・木・金・土・日)
11:00~16:00(水)
定休日:月曜日

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