伝統工芸職人

Traditional Craft men & women in Taito city

江戸指物

土師 忠男

土師忠男さんは江戸指物職人で、家業を継いで三代目。もともとものづくりが好きで、父と兄がやっていたことから、中学を出た16歳のころから自ら職人になりました。

土師さんは江戸指物の魅力について、「スマートで洒落っ気がある」と言います。華やかな京指物と違い、江戸の武家や町人、商人が使っていたこともあり、木材本来の木目を生かして漆塗りを施した渋好みの造作が特徴です。板の厚さを薄くすることで上品さを出し、そのぶん裏側に施された精妙な細工により、一生に渡って使い続けられる頑丈さを両立しています。指物にはさまざまな木が使われますが、土師さんは軽くて柔らかいと同時に耐久性にも優れている桐を使うことが多く、その他、キハダ、センの木なども使っています。
昔は火鉢を作って問屋に卸して、そこからデパートなどで販売されていました。当時は注文が殺到し、間に合わないくらい多くの作品を作っていました。現在は以前ほどの需要がなくなり、材木屋が潰れてしまったことでやめてしまう職人もいて、全体的な江戸指物職人の数は減っているそうです。
工房体験も実施しており、人数は6名までで所要時間は2、3時間程度。料金は3,000円(要予約)で簡単な桐箱を製作することができます。見学のみなら4名まで受け入れ可能です。外国人からすると江戸指物の製作風景は興味をそそられるらしく、通りがかりに製作風景を30分も見ていることもあるそうです。

江戸指物師土師
住所:台東区根岸3-15-7
営業時間:9:00~17:00
TEL:03-3872-6825

定休日:土曜・日曜・祝日