伝統工芸職人

Traditional Craft men & women in Taito city

江戸鼈甲

田中 淳功

江戸べっ甲 田中の田中淳功さんはべっ甲職人です。べっ甲はタイマイというウミガメの一種の甲羅や爪からつくられる伝統工芸品で、黒褐色のまだらのある半透明の素材をアクセサリーなどの装飾品として加工したものです。

田中さんは3代目で、父はアクセサリーなどを製作していましたが、田中さんはべっ甲の眼鏡フレームを専門として作っています。
材料となるタイマイの確保という課題に取り組むため、長年にわたり、国内養殖事業の実現化に向けて活動してきた結果、2017年4月に東京・長崎などの5組合の会員により、石垣島での養殖事業会社設立に至りました。現在もタイマイの養殖を実現するため研究が続いています。
べっ甲の眼鏡の良いところは、かぶれにくく、身に着けていて楽なことです。使うほどに人肌の熱で自分の肌になじみ、角が取れてフィットしていきます。メンテナンスすれば一生に渡って使えることもメリットです。父親の鼈甲の眼鏡を息子さんがもってきて、今風のデザインに作り替えることもあるそうです。
以前は眼鏡のレンズ全体に太くべっ甲のフレームが付いているような、べっ甲の主張が強いデザインが主流でした。今は、フレームは細身で一部分だけにべっ甲が使われるなどの変化があるそうです。販売は、間に卸業者が入って、百貨店・デパートの眼鏡売り場、眼鏡専門店に並びます。
江戸べっ甲 田中では、簡単なアクセサリー作りの体験工房を行っています。費用は3,000円(学生は2,000円)からで、2時間程度。作った作品の海外への持ち帰りは不可なので、日本国内の在住者限定です。

江戸べっ甲田中
住所:台東区谷中3-22-8
営業時間:10:00~17:00
TEL:03-3828-9870

定休日:不定休

文化探訪でも紹介されています

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